夜8時くらい。会社から自宅へ車で帰る途中のことです。
一頭の鹿が道路の行く手をふさいでいました。
えっ、鹿
場所は、関東の郊外の少し中心部から離れた住宅街の近くの県道でした。
ゆるやかな左カーブを曲がったところ、前方に道をふさいだ形、左を頭にした状態で野生の鹿が一頭たたずんだ形でした。
大きさは、奈良公園にいる鹿程度の大きさに見えたので、体重は80kg前後かなと思います。
車の速度はそれほど出ていなかったので、20mくらいの距離をとって停車しました。
鹿は、突然現れたライトの光にびっくりして逃げる様子もありません。
お互いに目をあわせてしばらくお見合い状態でした。
このままでは進展がないので、そろりそろりと前進、幸いにも動いて道路上からは去ってくれました。
現れた鹿が、親子でなく、一頭のみだったことは良かったです。親子の場合、下手に刺激すると向かってくることもあるそうです。さらに、後続の車が来なかったことなど、いろいろな意味で事故にならず幸いでした。
動物との衝突は?
自動車で動物と衝突などをして命を奪ってしまうことを「ロードキル」といいます。
大型動物では、北海道でのエゾシカとの衝突事故の多さが問題になっています。
大型動物相手ですと、自動車を運転する側も大きな危険を伴います。
私が自動車によく乗っていたときは、タヌキ、ネコ、イタチ、ネズミなどが道路でひかれた状態を時々目にしました。
実際に、自分のまさに目の前を、ネコ、イタチ(?)が横断してびっくりしたことも2,3度あります。逆に50ccのバイクの運転中に横からイタチと思われる動物にぶつかられたこともあります。
いずれも、急ハンドルや急ブレーキを避けながら、落ち着いて対処することがもとめられますね。
動物とぶつかった場合の交通事故は、法律の上では”物損事故”の扱いとなります。
詳しくはJAFや自動車の保険会社のサイトを検索すると、万一、事故に遭遇したときの対処方法なども書いてあります。
ほかに出会った野生の動物たち
私が出会った中で、恐怖を覚えたのは猿です。この猿も上の鹿と出会った場所の近くの広めの駐車場での遭遇でした。
そのときは、こちらは生身で車の中で守られた形ではありませんでした。
距離も50mくらい離れていたのですが、目と目があってしばらくご対面。お互いに逃げました。
小笠原では、ヤギに何度か会っています。少し人になれているようで、人を見ると適当な距離をおいて避けていきました。
オーストラリアのメルボルンから北に高速道路を数時間走ったときのことです。カンガルーの死骸が1~2度確認できました。
カンガルーも突然、車の前にでてきたら恐怖だと思います。
住んでいる地域にもよりますが、普段、遭遇しない野生の動物にたまたま会ってしまったらドギマギします。
なるべく近づかず、刺激せずにその場から離れるのが良いですね。
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