日の出・日の入り時刻

乗り物

私は朝早めに通勤することで、ギュウギュウの通勤ラッシュを避けています。
そんな中で、日の出の時間帯に電車に乗って移動する期間もあります。
日の出、日の入り時間って何?そしてその年間の変化はどんなでしょう。

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朝早めの通勤

朝6時台の前半に横浜から東京方面、特に湘南新宿ラインや総武線直通の電車に乗ると比較的人と人との間隔を得られます。
今はほとんど見なくなりましたが、少し昔の表現を使えば、「新聞を広げて読める」程度の間隔は得られます。

朝の駅までの道のりや駅のホームで感じる空気でその時々の季節感を感じられます。
横浜から東京方面に向かう、進行方向右側、東方向の車窓から、一定の期間、日の出後の太陽を見ることができます。
季節の移り変わりとともに、明るくなる様子や、太陽の昇り始める日の出の時間が変わり、それを電車の通過地点で確認できます。
晴れた日は、その明るい朝日の放射熱を顔や体に感じてちょっとしたその日の活力をもらうこともあります。

日の出・日の入りの時刻の定義

日の出・日の入りの時刻は、””国立天文台”のホームぺージに以下のように記述されています。
「太陽の上辺が視地平線(または水平線)に一致する時刻」
下の図のような場合の時刻になります。

実際には、大気の影響で基準となる地平線や水平線が浮き上がって見える効果があります。
これらは大気の状態や、見る場所によって変わってしまいます。
このため、上の定義で正確に予測することはできませんし、日の出・日の入りの実測を実施・記録するようなことも行われていません。
天文的な数値だととても正確に秒単位いかできっちり計算できるようにも思えます。しかし定義自体にあいまいな要素を含むので、予測値も一定の条件の仮定のもと分単位で発表されています。

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実は、日の出・日の入りという定義は普遍的ではありません。
フランスでは、「太陽の上辺が視地平線(または水平線)に一致する時刻」ではなく、「太陽の”中心”が視地平線(または水平線)に一致する時刻」で定義されています。

地球は丸いですし、緯度の違い、太陽の昇ってくる位置の違いなどでも一貫性のある定義をしても実用性が薄いのだと思います。
一年の変化の目安として利用できればよいくらいの感覚だと思います。

年間の日の出・日の入りの時刻の変化


国立天文台発表の2020年の東京の日出入の時刻をもとにしたグラフ化を上にを示しました。

冬場の12月や1月は朝6時頃ですと日の出もまだ出、早起きの人はまだ暗いなぁ~という感じる時間帯です。
2月中旬以降、4月の終わりまではどんどん日の出時刻が早くなります。
一方で、日の入りは8月中旬以降10月下旬までどんどん日の入り(日没)が早くなります。
まさに「秋の日はつるべ落とし」です。
ちなみに、”つるべ落とし”は俳句の秋の季語でもあり、妖怪を示す言葉でもあるとのこと。面白いですね。

日の出、日の入り、その間の日長を感じながら四季の移り変わりを味わうのもとても趣きがあります。
初日の出は見るけどという方も、たまに早起きをして赤み、オレンジがかった日の出の太陽を感じるのも良いと思います。

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