私たちのライフラインの一つでもある電気。各家庭にも”電線”で供給される社会インフラです。
数十年前から、地下埋設による無電柱化の動きもあります。しかし外にでて周りを見回すとたくさんの電柱があります。
電柱も支えが必要
電柱を建てるにあたり、自立して倒れないような埋設の深さが必要です。
地盤の状態や、強風時なども考慮し、十分な自立強度がいります。
それに加えて、電柱と電柱の間には電線が通っています。
この電線は、下に大きく垂れないようにしっかりした引っ張り力がかかっています。
ということは、その力が電柱にも加わっていることになります。
以下のような例が考えられます。
(B)(C)の場合は、いつも一つの方向に力がかかっています。
強い風が吹くと、電線の引っ張り力も大きくなります。
そのため普段、バランスがとれるように電柱を支えます。
ひとつは、支線(ワイヤー)です。
電線を直角に通す場合は、コンクリート柱のつっかえ棒を用いている場合もあります。
電柱や電線の設置
住宅などの空中権回避
電線が住宅などの上にかぶって通っていると、その住宅の住民にとってあまり気持ちがよくなかったりします。
また、雨天時に電線から雨の大きなしずくが落ちてくるようなこともあります。
それらをさけるために、電線を道路側に突き出している例もあります。
住宅敷地などへの設置
一方で、電柱そのものを住宅など土地の所有者の許可を得て、建ててしまう例もあります。
電柱の所有者と共用
電柱というのは、電力会社が所有・管理する電力送電用の柱という意味で用いて説明してきました。
しかし、電話線をつなげるための電気通信事業社の所有・管理する電信柱もあります。
電力会社の電柱を電気通信業社が利用することもあります。
まとめ
以上、電柱に関することをみてきました。
電力供給のための電柱の役目はとても重要です。
ただ、街中を歩くときに歩道の真ん中に電柱が立っていて、歩行の障害になることなどがあります。
こんなところは、電力供給線を地下に埋設するなどで、スマートな街になるといいなと思います。
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