普段、外を歩いていて鳥のふんの直撃をうけたことがある人はどのくらいいるのでしょうか。私は頭に直撃をうけたことが1回あります。直撃は受けなかったけれども目の前、数メートルの範囲で降ってくるのを見たことが数回あります。
気をつけるべきは電線の下
私がふんの直撃を受けたのは街中を歩いているときでした。もう、10年以上前のことになりますが、それは衝撃的な出来事でした。ひとまず、ハンカチで髪の毛についたモノをさっとふき取り、近くの水場(トイレ)で応急処置をしました。
最近、また危ない目にあいました。目の前の上方の電線に、少し大きめのカラスが止まっていました。その方向に歩いて進んでいると、そのカラスはバサッと羽を羽ばたかせて飛んでいきました。その瞬間です。私の2メートルほど前に白い汚物が、”ぽたっ”と地面に打ち付けられました。カラスはからだも大きいので、その落とし物も、そこそこ大きく重量感がありました。危ない危ない。
せまい道だとその端の歩道部分の上に電線があり、そこにたまたま鳥が止まっていることもあります。それは注意です。
この記事の写真で路上に、放射状に広がった白いものが数多くあります。その上は、電線が水平に何本もあります。なるほど、こういう場所はさらに注意が必要だと思います。
どのくらいの可能性で直撃をうけるのか?
人が頭にとりのふんの直撃をうける可能性について、以下、適当な仮定のもとで計算してみます。
(1)鳥は100平方メートルに1羽いる
(2)ふんをするのは1時間に1回
(3)地上にいる人間も1時間、じっとしているとする。
(4)人間の頭の断面積は0.03平方メートル(~0.1m×0.1m×3.14)
単純に(1)と(4)の比の計算になりますが、この条件で1時間あたり0.03%です。
1日時間、9年間でのべ3285時間、外にいるとすると、その分の時間をかけて、100%近い数字になります。
(1)の仮定は場所により大きくひらきがあるのと、(2)の仮定も頻度が高すぎるとも思います。しかし人も長い間生きて外を歩いていたりすると、この直撃、けっこうな人が経験しているのではないかと思います。
まとめ
ジャンボ宝くじの1等の当選確率は約2000万分の1です。仮にこの宝くじを100枚買った場合の当選確率は20万分の1になります。これは(上の仮定の下では)人が1分間外に出た間に鳥のふんが頭を直撃する確率とほぼ同じです。数、時間の長さにもよりますが、どちらもそう簡単には当たりそうには思えません。ただし、電線に止まっている鳥の下を通るときは、その確率はぐんと上がりますので注意しましょう。
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